猫の快適な冬を迎えるために
猫の快適な冬を迎えるために
今年の夏は異常な暑さが続き、秋は連日の雨や台風により季節を感じる暇もなく、気がつけばもう11月。
この時期は鍋が恋しくなる季節ですね。
猫は寒暖の差に敏感であり、低気圧の影響も受けやすいです。
そのため、寝て過ごすことが多くなります。
今年の秋、我が家の猫たちは非常に食欲が旺盛で、一体何か冬が非常に寒くなるので、脂肪を蓄える必要があるのではないかと思えるほどです。
食べて寝ている猫たちの毛もモサモサになってきているようです。
そのうち、猫がだるまさんのようになっているかもしれませんね。
今回は、愛猫が快適に冬を過ごすために、今からできる準備方法をご紹介します。
家の中の温度差をなくす
猫はストレスによって病気になりやすい動物です。
先ほども述べたように、猫は温度差に敏感でストレスを感じます。
ですから、猫が移動する場所の温度差を少なくするようにしましょう。
例えば、猫のトイレが人間のトイレや洗面所に設置されている場合、暖かい居間から寒いトイレに移動することは猫にとって大きなストレスとなります。
中には我慢をしてしまい、膀胱炎になってしまう可能性もあります。
したがって、猫のトイレを置いている場所や移動するルートを、猫が快適な気温に近い状態で移動できるように工夫しましょう。
日向が大好き!オシッコの量をチェック
冬場は水分摂取が減るため、愛猫のオシッコの量が十分であるかを確認するようにしましょう。
水分摂取量が減ると、腎臓にかかる負担が増える可能性があります。
また、冬場はあまり動かないため、腎臓に結石ができるリスクも高まります。
したがって、愛猫が十分な量の水を摂取できるように工夫することが重要です。
電源コードにご注意
こたつや暖房器具など、今まで見慣れていない電気器具が増えると、猫はそのコードに興味を示します。
猫は自分が興味を持たなければ、まったく無関心でいられることがありますが、一度興味を持つと非常に執着心があり、しつこくコードに向かって噛んだりひっかいたりします。
しかし、猫がコードを噛んだりひっかいたりして感電することがないよう、予防策を講じる必要があります。
もし猫がコードに触れて感電してしまった場合は、感電が軽症のように思えても、すぐに獣医師に相談しましょう。
感電から半年以上経って白内障などの症状が現れることもありますので、注意して経過観察が必要です。
また、猫が噛んだコードで漏電が起こる可能性もあります。
前の年の暖房器具を使う前に、コードを点検することをおすすめします。
ウイルスにご注意
空気が乾燥するとウイルスが活発になることがあります。
人間がインフルエンザのワクチンを受けるように、猫にもワクチンを秋に接種することが良いでしょう。
ただし、ワクチンを接種してもすぐに効果が現れるわけではありません。
抗体が上昇するためには2〜4週間かかりますので、ウイルスが本格的に広がる前にワクチンを接種することがおすすめです。
また、室内は乾燥しやすいため、加湿器を使用すると良いです。
不妊手術は済んでいますか?
新しい年が始まり、徐々に日照時間も長くなると、猫の発情シーズンが始まります。
猫との共同生活が初めての人は、「いつも以上に甘えたがる」「お尻を上げてくねくねする」「常に鳴いてご飯を食べない」といった症状が見られるかもしれません。
しかし、これらの症状は不妊手術が済んでいないメス猫の発情を示唆しています。
メス猫の発情は生後4〜5ヶ月で始まることもあります。
オス猫には発情シーズンというものはありませんが、周りに発情しているメス猫がいればいつでも交尾可能です。
そのため、外に出さずとも、周りから悩ましい声が聞こえたり、においがすることでオス猫が目覚めてしまうことがあります。
冬の猫との暮らし方
寒い季節になると、猫たちは少しフクフクとふっくらしてきます。
そして、その毛並みはツヤツヤと輝き、一年で最も美しく見えるシーズンとなります。
特に冬は、猫たちと一緒に寝ることで、布団の中のぬくもりを感じることができます。
その朝は、布団の中で猫と一緒に目覚めたことに感謝の気持ちが湧いてきます。
寒い季節だからこそ、猫がいることが嬉しく感じられるのではないでしょうか。
ただし、猫との暮らしにはいくつか注意点があります。
まず、猫たちは寒さに弱い生き物です。
そのため、室内で暖かい環境を提供する必要があります。
特に一日1回は窓を開けて、陽光を取り込むようにしましょう。
猫たちにとって、陽光は健康にとっても重要な要素です。
さらに、冬の間も猫と遊ぶ時間を忘れてはいけません。
おもちゃを振り回して、猫と一緒に遊ぶことは、運動不足を解消するだけでなく、猫たちの気分転換にもなります。
寒さに負けず、猫と一緒に楽しく活動しましょう。
もしも、猫の飼育計画や繁殖の予定がない場合、万が一の妊娠を防ぐためにも、動物病院に相談することをおすすめします。
計画的な飼育管理を行うことで、猫たちが健康で幸せな生活を送ることができます。