猫を引っ越しする際の注意点と移動方法

猫を引っ越しする際の注意点と移動方法

猫を引っ越しする際には、いくつかの注意点を守りながら、猫の負担を少なくすることが大切です。

具体的には、猫の移動方法や猫のための荷物のまとめ方などについてご紹介します。

まず、猫の移動方法を考える必要があります。

どのようにして猫を引っ越し先まで移動させるか、事前に計画を立てておきましょう。

猫を移動する場合、必ずキャリーケースに入れて運ぶようにしましょう。

引っ越しの準備で忙しくなると、飼い主の気が回らず猫を逃がしてしまう可能性もあります。

そのため、キャリーケースに入れる前に、インナーキャリーや洗濯ネットなどに猫を一時的に入れておくことをおすすめします。

このようにしておけば、もしキャリーケースの扉が開いてしまっても、猫をすぐに制御することができます。

また、猫の首輪には必ず迷子札をつけ、身元がわかるようにしておくことも大切です。

猫を連れて自家用車やレンタカーで引っ越し先に移動する場合は、飼い主自身が道中で猫の様子を確認しながら移動できるため、心配が少なくて済みます。

一方、列車を利用する場合には、JRなどでは規定内の大きさのキャリーケースを手荷物として持ち込むことができます。

詳細については、JRのおでかけネットをご確認ください。

飛行機で引っ越し先に移動する場合には、「ペットらくのりサービス」を利用することができます。

たとえば、ANAでは搭乗便の出発30分前までに、「ペットらくのりサービス」カウンターに行き、条件を満たしたペットケージ(キャリーケース)に猫を預けます。

ただし、1つのケージには1頭の猫しか入れることができないため、複数の猫を連れている場合は、2つのキャリーケースが必要になります。

以上のような注意点と移動方法を守ることで、猫を引っ越しする際の負担を最小限に抑えることができます。

猫の安全と快適な引っ越しの実現のために、しっかりと準備をしてください。

猫の引っ越し用荷物を準備する

猫の引っ越し用荷物は、猫の具合が急に悪くなった場合に備えて、すぐに必要なものを手に入れられるように準備しておきましょう。

具体的には、以下のようなアイテムが必要です。

1. キャリア:猫を安全かつ快適に運ぶためのキャリアを用意しましょう。

猫のサイズに合ったものを選び、ケージやトイレも入れるスペースがあると便利です。

2. 猫のフードと水:長時間の移動中も猫が食べられるように、旅行用のフードボウルと水入れを用意しておきましょう。

また、猫の普段の食事に使っているフードも必要な量を携帯しておきましょう。

3. トイレグッズ:猫が旅中にトイレをするための砂や、使い捨てのトイレシートを用意しましょう。

猫がフードを食べた後や興奮した時にもトイレを使いたくなることがあるので、移動中もトイレが利用できるように準備しておくことが重要です。

4. 必要な薬やサプリメント:猫が特定の薬やサプリメントを摂取している場合は、それらを忘れずに持って行きましょう。

また、鎮静剤や抗不安薬などの薬も適切な場合、獣医師の指示のもとで使用することができます。

5. 必要な文書類と連絡先:猫の健康診断書やワクチンの記録、獣医師の連絡先などは、万が一の場合に役立つので必ず持って行きましょう。

また、新しい住所や連絡先を書いたタグを猫の首輪に取り付けておくことも忘れないでください。

これらのアイテムをしっかりと準備しておけば、猫の引っ越しの際に安心して対応することができます。

旅先や新しい環境で猫が快適に過ごせるように、しっかりと準備をしておきましょう。

引っ越しの際の注意点

猫を引っ越し当日に普段通りに放しておいたら、知らない人がたくさん家に入ってきてしまい、猫はパニックになってすぐに逃げ出してしまいます。

なので、引っ越し当日は早めにキャリーバッグに猫を入れておきましょう。

そして、荷物が全て運び出されるまで、お風呂場や荷物を運び出した押入れのような隔離スペースに猫を入れておきます。

もし、隔離する場所がない場合は、引っ越し業者に頼んで荷物を運び出すまでの間、知り合いの家や動物病院、ペットホテルに猫を一時預けるなどの対策をしてください。

引っ越し先での注意点

荷物の搬入がすべて終わり、引っ越し業者が退出するまで、猫をキャリーバッグから出さない方が無難です。

ただし、移動に時間がかかる場合は、浴室に猫を隔離できるスペースを作ってあげましょう。

浴室を閉め切り、猫のトイレや食事、水、そして猫が普段使っているベッドや毛布などを入れたスペースに猫を放します。

猫は新しい場所で不安や興奮を感じるかもしれないので、刺激を与えないように注意しましょう。

また、浴室のドアには「中に猫がいます。

絶対に開けないでください」という張り紙をして、換気扇を回しておくと良いでしょう。

最初は一室から始める

引っ越しの荷物を一度に片付けることはできません。

まずは一室だけ片付けて、猫が落ち着ける空間を作ってあげましょう。

引っ越しのタイミングで新しい家具や猫のベッドを購入したい気持ちになるかもしれませんが、最初の段階では猫が慣れ親しんだものを使用してください。

猫は自分のニオイがついたものに囲まれると安心するのです。

新しい環境に慣れるまでの配慮

猫が新しい場所に馴染むまでは、使い慣れた猫のにおいが染みついたもので猫を落ち着かせるように、少し汚れているものを捨てずに使用してください。

また、猫が新しい部屋を探検するのを待つのは、数日から数週間後でも遅くありません。

警戒心が強い猫は、自分のにおいがついたものに囲まれても安心せず、ソファの下や家具の隙間に隠れてしまうこともあります。

もし猫が隠れてしまった場合は、その近くにトイレと水と食事を用意し、猫が自ら出てくるまで待ってください。

猫によっては、数日間トイレを使わなかったり食事を摂らなかったりすることもありますが、無理に強要すると猫がますます恐れることになるので、猫のペースに合わせましょう。

もし隠れる場所がない場合は、猫が体が入るほどの小さな段ボールを2〜3個用意し、その中に出入り口用の丸い穴を開けて部屋の隅に置いてください。

もしケージがある場合は、猫が慣れるまでケージに閉じ込めても構いません。

新しい家での慎重な注意点

新しい家は猫にとっても使い勝手が異なるため、猫が戸惑うことが多いです。

特にドアや窓の開け閉めには十分に注意し、猫が脱走しないように気を付けてください。

もし猫が逃げてしまった場合、ある程度の距離であれば猫は元いた場所に戻ろうとするでしょう。

しかし、新しい場所で迷子になってしまった場合、猫を見つけることは非常に困難です。

そのため、猫が絶対に脱走しないように注意し、また万が一の場合に備えて首輪と迷子札を外さないようにしてください。

引っ越しは猫だけでなく、飼い主さんにとっても大きなストレスです。

引っ越しが予定されている場合、早めに準備を始めることをお勧めします。

なにしろ同居している人々が不安な表情を浮かべていると、猫はそれを察してより多くのストレスを感じてしまいます。

今日中に片付けなければいけない、やらなければならないという思いで自分を追い詰めず、新しい部屋で猫と一緒にリラックスする時間を作るための余裕を持つようにしてください。

 

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