猫の遊びたいオトシゴロとは?
猫の遊びたいオトシゴロとは?
思春期前後の特に女子は、「箸が転げてもおかしい年頃」といわれる時期があります。
つまり、若い女性がこれほどまでに些細なことで笑ってしまい、止まらなくなってしまうような時期です。
この状況を猫に当てはめると、生まれてから50日程度から7ヶ月ほどの間、つまり子猫時代に当たります。
何もなくても、例えば壁に映る影や光だけでも一人で楽しそうに遊び、お腹が空いたら食べて、疲れたらコテンと寝てしまうという、活発な時期です。
おもちゃは、店で買った猫用のものだけでなく、広告紙やアルミホイルを丸めたボール、紙袋の持ち手を切り取って丸めたもの、おいしいおせんべい入りの頑丈なOPP袋、ティッシュの空き箱など、何でも大丈夫です。
気に入ったものを見つけると、くわえたり手でつかんだり、放り投げたり、キックしたりと大暴れします。
猫の遊び方の個性を知りましょう
猫の遊び方は個々に異なります。
猫は「獲物(おもちゃ)を窮地に追い込む」スタイルの遊びが好きで、例えば机の角やソファの下などに獲物を追い詰めるための障害物を設置したり、わざとおもちゃを奥に押し込んで取りづらくしたりすることがお気に入りです。
そのため、大掃除や引っ越しの際には、ベッドや冷蔵庫を動かすと大量のおもちゃが出てくることもあります。
猫のおもちゃの好みを見極めましょう
愛猫が好きなおもちゃは、どんな素材のものかやどんなスタイルの遊びかを観察してみましょう。
成長によっておもちゃの好みが変わることもありますが、基本的に猫の好みは一貫しています。
例えば、猫じゃらしでも、高い位置で振ったり床を這わせたりするスタイルで遊ぶ好みがある子もいれば、おもちゃの種類によって反応が異なる子もいます。
おもちゃの種類についても、小さなボールが好きな子や縫いぐるみに興味を示す子、音が出るおもちゃに反応する子など、個々の特性があります。
また、素材についても、羊毛系、フェイク系、羽根系、ヒモ系、紙系など、猫の好みはさまざまです。
ですが、一度にたくさんのおもちゃを与えると猫が混乱してしまうため、最初は2~3種類のおもちゃを選んで猫に見せ、どれに興味を示すか、好きなおもちゃや遊び方を観察しましょう。
猫が気に入らなければ数回で飽きてしまったり、最初から全く興味を示さなかったりすることもありますが、一度気に入ったおもちゃに対する執着は非常に強いです。
そのため、気に入ったおもちゃがわかれば、数個常備しておくと良いでしょう。
また、高価なおもちゃよりも手作りのものを喜んで遊ぶことが多いようです。
猫と遊ぶ時間と方法を決めておくことの大切さ
猫は時間の感覚が非常に正確な動物ですので、できるだけ一日のスケジュールを決めて、それを守ることが望ましいです。
たとえば、毎晩寝る前に15~30分の遊び時間を設けることを習慣にすると、猫は朝まで静かに眠ってくれるようになります。
猫と遊ぶ際に注意すべきこと
猫は本当に気まぐれな生き物です。
楽しそうに遊んでいるかと思えば、突然興味を失って寝てしまうことも珍しくありません。
猫と遊ぶときには、一番気をつけなければいけないのは、しつこく求めすぎないことです。
無理につき合わせるよりも、猫がまだ遊び足りないかなと思う程度で遊びを終了させてください。
いつもなら大喜びで遊ぶおもちゃであっても、全く興味を示さない場合は、無理に遊びに誘うのはやめましょう。
猫を無理やり遊ばせることは、猫に大きなストレスを与えてしまうこともあります。
また、寝ている猫を無理矢理起こすのも避けましょう。
猫と遊ぶときは、猫が積極的に遊びたがっているかどうかに応じて、遊び方を調整しましょう。
冬は特に運動的な遊びに誘う必要がある
遊びながら体を動かすことは、猫のストレスを軽減するだけでなく、運動不足による肥満や尿結石の予防にも役立ちます。
特に2~3歳以上のオス猫は、運動の少ない生活が続くと腎臓や膀胱に石ができやすくなってしまいます。
毎日、2~3回、大きく体を動かすような遊びに猫を誘ってください。
猫は、ごはんをあげてくれる人やトイレをきれいにしてくれる人、そして遊んでくれる人を大変好きです。
愛猫の性格や好みを理解し、猫に気に入られるように努力してください。